グラーキ
Glaaki
その夜は、シダや湖水が奇妙な動きを見せていた。
しかしそれを動かしているのが何なのか、私は気付いていなかった。水面から眼がひとつ伸びてきて、じっとりと私を見つめるまでは。
別の二つがそれに続いた――そして、最悪なことに、そのどれもが“顔の中”にはないのだった。
――R.Campbell "The Inhabitant of the Lake"
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