カイチ
Kaichi
illust. すらなき
カイチは恐ろしい獣で、しかも正直な獣であるところから、古へは罪人を判断する場合に、このカイチと申す獣を持って来て、人の善悪を見分けさせ、角を以て之に触れると否とによって、罪の有無を能く判断することが出来たと申すことであります。
――『李義山詩講義』
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