ファヴニール
Fafnir
その血が舌に触れた瞬間、彼は鳥の言葉を理解できるようになった。藪の中で小鳥達はさえずった。
「あそこにシグルズが座っているよ。
血まみれでファヴニールの心臓を炙っているよ。
あの勇士が、きらきら輝く命の肉を食べれば良いのにね」
――Fafnismol, 32
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